生野菜から温野菜まで、パンと合わせておいしさ広がる野菜のサンドイッチ講座
生野菜から温野菜まで、パンと合わせておいしさ広がる野菜のサンドイッチ講座

LESSON
8

野菜のサンドイッチ講座にんじんのサンドイッチ

にんじんはサンドイッチに彩りを添え、食感のアクセントになる魅力的な食材です。葉物野菜と組み合わせると鮮やかなコントラストが生まれ、「おいしそう!」な断面に惹きつけられます。にんじんの香りがちょっと苦手、という方もご安心を。このサンドイッチのキャロットラペ(にんじんサラダ)はドライマンゴー入りでフルーティーなんです。清涼感あふれるルッコラとの組み合わせが絶妙で、ゆで卵とチキンサラダが入ることで食べ応えがありながらもとってもヘルシー。食材の準備にはひと手間かかりますが、その手間があってこそのおいしさを実感してみてください。

キャロットラペと卵とチキンの彩りサラダサンド

材料(1組分)
全粒粉入り食パン(8枚切り)
2枚
無塩バター
10g
マンゴー入りキャロットラぺ※
40g
ルッコラ
4g
ゆで卵
1個
チキンサラダ※※
45g
マヨネーズ
6g
少々
白こしょう
少々
※マンゴー入りキャロットラペ(作りやすい分量)
にんじん
1本(200g)
ドライマンゴー
50g
レモン果汁
大さじ2
小さじ1/3
白こしょう
少々
サラダ油
大さじ1
エキストラバージンオリーブオイル
大さじ1
※※チキンサラダ(作りやすい分量)
サラダチキン(市販品)
300g
マヨネーズ
40g
ディジョンマスタード
5g
白こしょう
少々
作り方
1. 1.

マンゴー入りキャロットラペを作る。

  1. ① にんじんはスライサーでせん切りにする。
  2. ② ドライマンゴーは包丁でせん切りにする。
  3. ③ ボウルに塩、白こしょう、レモン果汁を入れてよく混ぜ合わせてから、サラダ油、エキストラバージンオリーブオイルを加え、さらに混ぜる。
  4. ④ ①と②と③をよく混ぜ合わせる。

Point! にんじんはスライサーでせん切りにする
キャロットラペはフランスの定番のシンプルなにんじんサラダです。ラペとはおろし器ですりおろすこと。チーズ用のおろし器の一番太いところや、にんじんおろし器を使ってせん切りにするのがポイントです。鋭利な包丁で切るとシャキシャキの食感が続きますが、おろし器を使うと断面が凸凹になるため味が馴染みやすく、しんなりと仕上がります。やわらかい食感になることで食べやすくなるのも魅力です。

2. 2.

チキンサラダを作る。

  1. ① サラダチキンは繊維に沿って手でほぐす。
  2. ② マヨネーズとディジョンマスタードを加えてよく混ぜ合わせる。
  3. ③ 白こしょうを加えて味を調える。

Point! 蒸し鶏でもOK
市販のサラダチキンなら手軽ですが、鶏むね肉やささみで蒸し鶏を手作りしてからサラダにしても。

3. 3.

全粒粉入り食パンは軽く色づく程度にトーストし、片面に無塩バターの半量ずつ塗る。ゆで卵はエッグスライサーでスライスし、黄身が入ったものはカット位置に並べ、白身だけの部分は半分に切って上下に並べる。塩、白こしょうをふり、マヨネーズの1/3量を細く絞る。

Point! ゆで卵の並べ方
ゆで卵をエッグスライサーで切ると、6枚は黄身が入ったものになります。黄身入りの6枚をカットする位置に並べることで、断面が彩りよく仕上がります。

4. 4.

チキンサラダをのせ、残りのマヨネーズの半量を細く絞る。

Point! マヨネーズの役割
食材を重ねる前にマヨネーズを少量ずつ絞るのは、調味のためだけでなく、食材同士を接着するためでもあります。ひと手間かけることで食べやすくなり、味も調和します。

5. 5.

マンゴー入りキャロットラペをのせ、残りのマヨネーズを細く絞る。

6. 6.

ルッコラをのせる。

Point! ルッコラは茎も使う
ルッコラは食パンのサイズに合わせてカットし、茎の部分も方向を揃えてのせます。茎のシャキシャキした食感もアクセントになります。

7. 7.

もう1枚の全粒粉入り食パンではさみ、手のひらで上から全体をやさしく押さえて具材とパンを馴染ませる。耳を切り落とし、3等分に切る。

Point! 耳の有無はお好みで
耳の香ばしさがお好きな場合は、すべて切り落とさなくても大丈夫です。上下の耳を切り落とし両脇を残すと、耳のおいしさを生かしつつ、食べやすく仕上がります。