Event男の料理会
男の料理会 #2 - 餃子 -
腕自慢の料理男子が集まり、参加者に料理を振る舞う「男の料理会」。
大盛況だった第1回に引き続き、開催された第2回目のテーマは「餃子」です。
専門店の名物餃子として、またホームパーティの王道メニューとして、老若男女に親しまれる「餃子」ですが、自分らしさを徹底的に追及する料理男子たちの手にかかれば、個性が光る独創的な料理に早変わり。
[menu 1] 大葉餃子
豚肉に白菜、長ネギという餃子の定番具材を、大葉と餃子の皮で包むシンプルなレシピ。...ですが、驚くべきは、それを調理する器具やプロセス。アウトドア系料理男子を名乗る迫田拓也さんは、備え付けのコンロや調理器具を一切使わず、バックパック一つで持参したコンパクトな愛用品一式で、蒸し餃子・水餃子の2種類を完成させました。
つくった料理男子
迫田 拓也さん
普段から野外で料理をしているので、食材を無駄なく使い、いかに簡単な行程で美味しいものを作るか、を自然に考えるようになりましたね。
今回も、シンプルな食材だけで水餃子と蒸し餃子の2つにアレンジ。包み方も変えて見た目もバリエーションを出しました。ちなみに、後処理が面倒な油は極力使いません。
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屋内外を問わず、どんな場所でも厨房と化してしまう、軽量・コンパクトな調理器具たち。
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大葉をセルクルで成形。
くりぬいて残った大葉はもちろん具として使います。 -
ミニマムの湯量で茹で上がる水餃子。
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ワンタンの皮で包むアレンジも披露。
限られた食材をアレンジするのが、迫田流。 -
お手製のラー油。
スパイスのセレクションにもこだわりが詰まっている。
[menu 2] ポルトガルのクロケット料理風餃子 / イカスミ餃子
「旅先で食べ歩くたびに、その場所の郷土料理にインスピレーションを得る」と語る高倉遼さんが手がけるのは「ポルトガルのクロケット料理風餃子」(写真奥)と中国・大連のローカルフード「イカ墨餃子」(写真中央)。全く異なる国の料理を一度に楽しめる贅沢な食卓になりました。
つくった料理男子
高倉 遼さん
ポルトガル・リスボンで出会った「マッサ」は、パプリカを塩漬けにしたペースト状の調味料。日本人にとっての「しょうゆ」のように馴染みのある食材です。
とあるレストランでオーダーした料理に使われていたのですが、最初は「マッサ」の存在を知らず、たどたどしい英語で料理人に必死に尋ねて、突きとめた美味しさの秘密。今日は、これを餃子にアレンジしました。イカスミ餃子も、旅先で出会っって感動した餃子です。
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サラミをふんだんに使った餃子の餡にマッサをプラスして。
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オリーブオイルで揚げ焼きにして、クロケット風に仕上げます。
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もう一品、豚肉とイカを餡にした餃子は、大連市内にある海鮮素材をメインにした餃子専門店にヒントを得たもの。
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茹で上がりは、グロテスクな見た目ですが、セロリのアクセントもあり、スッキリした味わい。
[menu 3] 秋刀魚餃子
毎週末、釣りに出かける釣り人料理男子、篠島浩平さんが餃子の餡に選んだ魚はサンマ。ネギ、しょうが、味噌など、「なめろう」を作るのかな?と思わせる材料リストから、世にも新しいオリジナル餃子が生まれました。隠し味の梅肉とサンマの相性も抜群。付け合わせに、ヒラメのカルパッチョを添えて。
つくった料理男子
篠島 浩平さん
本当は、今日の餃子の餡にする魚を釣ってこようと思ったのですが、狙った魚が釣れなくて、願い叶わず残念...笑。
普段は妻に振る舞うことが多いですが、昔はよく自宅で食事会を開いていたものです。作ることはもちろんですが、やはり食べてもらう人に喜んでもらえる時が、嬉しいですね。
※レシピページでは、季節を問わずお楽しみいただくため、秋刀魚の代わりに鯖を使用した作り方をご紹介しています。
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この時点では、「なめろう」ができあがりそうな餃子の餡。
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ヒラメを5枚おろしにもお手のもの。
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丹念に、餃子20人前を包んでいく。
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焼き上がりに、会場から歓声が上がる。