lesson10、lesson11と、シンプルなタルティーヌが続きましたが、今回はホリデーシーズンにぴったりの合わせ技メニューです。
パンによく合う本格的な味わいのレバーパテは、私も大好きでよく作ります。これだけでもおいしいのですが、ローストチキンを合わせると、ワンランク上のおつまみに。アクセントにむき甘栗を、ソースはバルサミコ酢を煮詰めて添えましょう。爽やかな香りのルッコラも合わせれば、おもてなしにぴったりのタルティーヌの完成です!
レバーパテは、手軽に使える市販品でもOK。クリスマスパーティーで、ワインのおつまみが足りないなという時、テーブルに残っているローストチキンと市販のレバーパテを使ってささっと出せたら、喜ばれること請け合いです。
初めてローストチキンに挑戦したうら若き頃に、お腹に詰めたのが「鶏レバーと甘栗とパン」でした!そのおいしさに感激したのが忘れられず、以来、ローストチキンは作らなくても、鶏レバーと甘栗とパンとチキンの組み合わせは私の中で大定番になっています。レバーのコクと甘栗独特の甘みはそれぞれのおいしさを補い合って、深みが増します。鶏レバーが苦手な方も、甘い栗と合わせると意外とおいしくいただけることが多いようです。ここにさらにバルサミコ酢のソースを合わせるのもポイント!酸味と甘みがプラスされることで、より奥行きのある味わいになります。
この講座では、「ラフに」とか「ワイルドに」とか、なんだかざっくりした行程をおすすめしていることが多いのですが、今回も「ラフに」がポイントです。
キレイなお料理を作ろうと、ついつい丁寧にキレイに刻みがちですが、ここで目指しているのは動きのあるひと皿です。キレイ過ぎるサンドイッチよりも、大胆な雰囲気を写真でも伝えられたらと思います。これをのせたらおいしくなるはず!とふと思いついて、ささっとのせたような、そんな空気感が手で砕いた栗からも感じられるでしょうか?
見た目だけじゃなく、おいしさのためでもあります。ゴロゴロっと、大きめのや小さめのがランダムにのっているのも、食べた時の食感、甘みの印象に関わってきます。均一な味じゃなくて、リズム感あるおいしさになりますよ。
#シンプルイズザサンド