パン屋さんやベーカリーカフェで見かける「タルティーヌ」。みなさんはどんなイメージを持っていますか?薄切りカンパーニュで作る、フランス風のオシャレなオープンサンドを思い浮かべる方が多いようですが、基本は「フランスパン(バゲット等を含む)+塗るもの」です。
タルティーヌ(tartine)とは、「塗る」という動詞のタルティネ(tartiner)から来ていて「塗ったもの」という意味です。新ラルース料理大辞典(同朋舎)にも「塗りやすい食品を塗ったパンの薄切り。朝食にはジャムを塗ったものを出す。」とあるように、本来はとてもシンプルなもの。フランスパンとバターとジャムがあれば、それだけでタルティーヌなんです。
手抜きの朝食も、タルティーヌと呼べばパリジェンヌ気分♪フランスパンとタルティネ(塗るもの)の、とびきりの組み合わせを見つけるのもたのしみですね。
※バターはお好みで有塩タイプでも。発酵バターだとしっかりと濃厚な風味を味わえる。
鮮やかな色のジャム、キラキラしたはちみつ、とろーり濃厚なショコラペースト……。シンプルな「塗るもの」はひとつだと寂しいけれど、数種類そろうとそれだけでたのしい印象に!瓶ごとラフに並べて、スプーンやバターナイフもそのまま添えちゃいましょう。今すぐ手を伸ばしてパンに塗りたくなるような、そんな雰囲気が伝われば大成功です。
「パン+塗るもの」というタルティーヌらしさを出すには、あえて塗りかけで止めるのがポイント。きれいに仕上げきらないほうが臨場感が出ます!食べる時の目線を意識して、レンズを向けてみましょう。
#シンプルイズザサンド