朝食のタルティーヌ

パン屋さんやベーカリーカフェで見かける「タルティーヌ」。みなさんはどんなイメージを持っていますか?薄切りカンパーニュで作る、フランス風のオシャレなオープンサンドを思い浮かべる方が多いようですが、基本は「フランスパン(バゲット等を含む)+塗るもの」です。

タルティーヌ(tartine)とは、「塗る」という動詞のタルティネ(tartiner)から来ていて「塗ったもの」という意味です。新ラルース料理大辞典(同朋舎)にも「塗りやすい食品を塗ったパンの薄切り。朝食にはジャムを塗ったものを出す。」とあるように、本来はとてもシンプルなもの。フランスパンとバターとジャムがあれば、それだけでタルティーヌなんです。

手抜きの朝食も、タルティーヌと呼べばパリジェンヌ気分♪フランスパンとタルティネ(塗るもの)の、とびきりの組み合わせを見つけるのもたのしみですね。


今回の主役とおもな具材

今回の主役とおもな具材 今回の主役とおもな具材

材料(1人分)

カンパーニュ(バゲット等でも)
適量
バター(食塩不使用)
適量
ジャム、はちみつ、ショコラペースト等
適量

※バターはお好みで有塩タイプでも。発酵バターだとしっかりと濃厚な風味を味わえる。

作り方

  • カンパーニュはスライスするか、縦切りにしてスティック状にし、お好みでトーストする。
  • バター、ジャム、はちみつ、ショコラペースト等お好みの「塗るもの」を添える。

スタイリングと撮影のポイント

いろいろな瓶とスプーンでラフにジャムを見せる

鮮やかな色のジャム、キラキラしたはちみつ、とろーり濃厚なショコラペースト……。シンプルな「塗るもの」はひとつだと寂しいけれど、数種類そろうとそれだけでたのしい印象に!瓶ごとラフに並べて、スプーンやバターナイフもそのまま添えちゃいましょう。今すぐ手を伸ばしてパンに塗りたくなるような、そんな雰囲気が伝われば大成功です。

いろいろな瓶とスプーンでラフにジャムを見せる

あえて「塗るもの」をメインに撮ってみる

「パン+塗るもの」というタルティーヌらしさを出すには、あえて塗りかけで止めるのがポイント。きれいに仕上げきらないほうが臨場感が出ます!食べる時の目線を意識して、レンズを向けてみましょう。

あえて「塗るもの」をメインに撮ってみる

#シンプルイズザサンド