フルーツサンドの中で断トツの一番人気は、シンプルないちごのサンドイッチです。白いパンとクリームの間で、いちごの赤が映えて、なんとも魅力的ですね。いちごサンドは奥が深く、はさみ方にいろいろなバリエーションがあります。“断面がまるい”いちごサンドは以前にご紹介しているので、ここでは“断面がさんかく”のいちごサンドを作ってみましょう!
LESSON
1
フルーツサンドイッチ講座まるごといちごサンド
フルーツサンドの中で断トツの一番人気は、シンプルないちごのサンドイッチです。白いパンとクリームの間で、いちごの赤が映えて、なんとも魅力的ですね。いちごサンドは奥が深く、はさみ方にいろいろなバリエーションがあります。“断面がまるい”いちごサンドは以前にご紹介しているので、ここでは“断面がさんかく”のいちごサンドを作ってみましょう!
マスカルポーネ&生クリームを作る。
※写真では分量より多くいちごを切っています。
いちごはヘタを取る。1個は縦方向に4等分に切る。
Point! いちごのヘタの取り方
根元のかたい部分ごと取り、食品用アルコールを噴霧したペーパータオルで表面の汚れを拭き取ります。
角食パンにマスカルポーネ&生クリームを25gずつ塗る。
Point! クリームの塗り方
ごろっと大きなフルーツをはさむ時は、中央にのせてから四隅に向かって薄くなるように塗り伸ばします。耳の方に向かってクリームを少なくすることで切った時に余分なクリームがはみ出すことがなく、また、中央を多くすることでフルーツの隙間に程良くクリームが埋まり、バランス良く仕上がります。
クリームを塗った角食パンの中央の縦方向にいちご3個を並べる。カット位置にいちごの縦の中心線がくるように置く。❷で4等分に切ったいちごはその両側に2切れずつのせる。
Point! いちごの並べ方
パンを切る時にとがった側がずれないよう、クリームでしっかり固定させるように並べましょう。いちごの種類が選べる時は、先のとがったシャープな形ものよりも、台形に近いコロンとしたタイプを選ぶと失敗が少なくおすすめです。
もう1枚の角食パンではさみ、上から手のひらでふんわりと押さえてクリームといちごを馴染ませる。耳を切り落とし、半分に切る。
Point! クリームの馴染ませ方
上側のパンをのせた後、手のひらで食パン全体をふんわりやさしく押さえることで、中央部にたっぷり塗ったクリームがいちごの隙間に入り込み、クリームといちごがしっかりと馴染みます。
いちごとひと口に言っても時期や品種によって形、色合い、サイズ感が違うので、お手本通りには作れないことが多いはずです。もちろん味わいも食べ比べてみるとずいぶんと違います。いちごの出盛り期にはいろいろな種類が選べるので、お好みの味わいやサイズ感で選びながら使い分けてみましょう。
「あかい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字から命名された福岡県のオリジナル品種。大粒で甘く、果肉の中まで赤いので、サンドイッチにした時の断面のインパクトは大!です。
大粒で深い甘みとしっかりとした酸味やコクが感じられ、私も大好きな品種です。果肉がかためで日持ちが良く、サンドイッチに使いやすいのが魅力です。酸味があるのもポイントで、生食だけでなくジャムにもおすすめ。静岡県の品種です。
いちごの生産量が全国トップの栃木県で最も多く作られている栃木県のオリジナル品種。流通量が多いので、手に取る機会もよくあるのではないでしょうか。甘みが強く、酸味は控えめ。日持ちが良く、使いやすい品種です。
その名の通り佐賀県生まれ。大粒で果皮は鮮やかな赤ですが、果肉と果芯は白いので、サンドイッチにした時には赤と白のコントラストがたのしめます。
6月〜11月を中心に年間を通じて輸入されています。国産いちごが手に入りにくい時に重宝しますが、国産いちごに比べると酸味が強く、果肉はかため。ヘタに近い部分がかたいので、ヘタと一緒にカットしてしまうと食べやすいです。