今日は、オリーブオイルを４種類持ってきました。まずは、それぞれテイスティングしてみましょう。

まず1番のオリーブオイルからいっしょにテイスティングしていきましょう。テイスティンググラスを左手（左利きの場合右手）の上に置いて、匂いが逃げないように右手でフタをします。このときグラスをちょっとだけ浮かすようにします。この状態で左右にこするように動かしてグラスを摩擦してください。

27～28度になると、揮発性の芳香化合物がどんどん出てくるんですよ。いい香りも、悪い香りも。だんだんあたたまってきました？

そしたら、この中にものすごく香りの成分が出ているので、フタをしたままできるだけ鼻に近づけて、開けると同時に鼻を突っ込んで、吸ってください。「せーの」でいきますよ。せーの！

やっぱりオリーブの香りが最初にきますね。それともうひとつ、ちょっと気になる香りがありませんか？

ナッツとかアーモンドに似てませんか？

オリーブオイルって、やっぱりまずオリーブの実そのものの香りを感じるじゃないですか。個性を知りたい場合には、それを遮断して、裏に隠れている香りを取ってくるんですよ。

今日の簡易版のテイスティングでは『香り』『苦み』『辛み』『甘み』を5段階評価してみます。ライト、ミディアム、ストロングっていうスタイルの区別も考えてみます。デリケートでライトなタイプだなと思われたらライトに丸、すごく強さを感じるっていう場合はストロング、その真ん中ならミディアムに丸をつけます。

そうそう、ひとつ忘れてました！　さっきのオリーブオイルの香りを引きずっちゃうんで、キャリブレーションっていってリセットをするんです。自分の服を嗅いでください。

舌はりんごやヨーグルトで洗い流すといいですよ。

では、2番も同じようにやってみましょう。これ、ある果物の香りがしますよ。

桃とかマンゴーに似てません？

3番目のオリーブオイルです。これ、独特な香りしますよね？

はい、ゴーヤとかですね。パンと合わせると、3番がすごく合うと思うんですよ。トマトとかカプレーゼに合わせても具材に負けない。

原産地をお伝えしておくと、1番はスペインのカタルーニャ、2番はアメリカのカリフォルニア、3番はイタリアのプーリア州のでした。では、最後4番は小豆島のオリーブオイル。

そののどから鼻に抜ける香りをレトロネーザルっていいます。

6〜8秒後に辛みと甘みが戻ってきますよね。そして、このオイルの味わいですが、オリーブの果実感がしっかりありますね。

いまテイスティングしたオイルが小麦粉と合わさるとどうなるか気になりますよね？

今日は、オリーブオイル入りのクッキーを作ってきたんです。日清製粉バイオレット、国産小麦、両方で作りました。

こちらのレシピで作りました。

バターの量とかを気にしないで健康的に食べれるのでいいですよね。