- ホーム
- サステナビリティ
- 人と社会
- 社員・従業員とともに
- 健康経営の取組み
健康経営の取組み
健康経営の取組みに対する考え方を社員と共有し、「健康」で「活き活き」と働けるよう、健康経営に取り組んでいます。
日清製粉グループ健康宣言
日清製粉グループは2019年7月に健康企業宣言を制定し、健康経営を推進しています。
日清製粉グループは社員の健康を最優先事項の一つとして考え、
社員が自ら活き活きと活躍できるよう支援をしていきます。
未来に向かって「健康」を支え
「食のインフラ」を担うグローバル展開企業の一員として、
社員は自らの健康増進に取り組み、
そして、お客様に健康をお届けしていきます。
私たちの基本的な考え方
「健康」という価値を世界に発信し続けている社員が「健康」で「活き活き」と働いている、その実現のために社員と会社が一緒になって取り組んでいく。それが日清製粉グループの健康経営です。同時に、当社グループは、グループ各社の商品を通じお客様に健康をお届けするよう取り組んでいます。
健康経営の実現のためには、「身体」と「心」がともに良い状態で調和が取れている必要があります。また、「働きやすい」「働きがいのある」環境を整えることは、「身体」と「心」の調和に良い効果をもたらすことが期待できます。
このような基本的な考えから、日清製粉グループでは、相互に関連する「働く環境」「身体のケア」「メンタルヘルスケア」を3つの柱と位置付けました。健康経営の推進をグループの事業計画に重要課題として織り込み、3つの柱のKPI達成に向けさまざまな施策に取り組んでいきます。
健康経営数値目標(2026年度末までの目標)
(株)日清製粉グループ本社では、「健康」で「活き活き」と働けるよう、健康経営に取り組んでおり、健康経営のPDCAを回すために3つの柱について、中期経営計画と連動し、2026年度末までの目標を定めております。
生活習慣病リスクが低いとされる「適正体重維持者」であれば「健康」な人の割合が高く、また、「職場環境によるストレス」や「働きがい」の偏差値が高く、「総合健康リスク」が低い職場だと「活き活き」と働いている人が多いと考え、それぞれ目標となる指標を選定しております。
働く環境:ストレスチェックの「職場環境によるストレス」「働きがい」の項目における偏差値55の達成
身体のケア:適正体重維持者割合80%の達成
メンタルヘルスケア:ストレスチェック「総合健康リスク」80の達成
※定量目標については、(株)日清製粉グループ本社のものですが、健康経営は日清製粉グループ全体で推進していきます。※今までの実績はこちら
組織図
社長をトップとした体制で、健康保険組合、労働組合とも連携し、総務本部長、総務部健康経営担当とともに健康経営を推進しています。
健康経営取組み施策について
健康経営の施策は、日清製粉グループ各社の健康推進担当者からなる定期的な会議にて効果検証を行っており、3つの柱のKPI達成を通じて、社員が主体的に自身の健康を考えることのできる環境を創出しています。
働く環境
柔軟な働き方の制度活用(在宅勤務制度・コアタイムを撤廃したフレックスタイム制度・時間単位年休 等)、オフィス環境の見直し(昇降デスク ・集中ブース・デュアルモニターの導入)
身体のケア
運動習慣の定着を目的とした運動セミナー、社員食堂でのスマートミール認証取得、健康アプリの導入、生活習慣病対策を目的としたチャット式医療相談の提供 等
運動セミナー
2019年度:計3回実施、延べ139名が参加
2020年度:計3回実施、延べ243名が参加(Webによる開催)
2021年度:計3回実施、延べ140名が参加(Webによる開催)
2022年度:計7回実施、延べ1,772名が参加(Webによる開催)
2023年度:計6回実施、延べ601名が参加(Webによる開催)
栄養リテラシー向上プログラム
2019年度:内臓脂肪をためにくい昼食プログラム、60名が参加
2022年度:産業医による適正体重の達成、維持を目指した健康セミナー、延べ450名が参加(Webによる開催)
健康アプリの利用状況
2020年度:健康情報管理アプリ導入(現在、未利用) 延べ149名が利用
2021年度:ウォーキングアプリ導入(現在、未利用) 延べ234名が利用
2024年度:健康促進・ウォーキングアプリ導入 延べ315名が利用(2024年度上期時点)
〈参加者の声〉
- 正しい筋トレの方法を学ぶことができた。明日からも継続していきたい(運動セミナー参加者)
- 食べないダイエットではなく、食べ方を工夫することで、しっかり食べても内臓脂肪をためにくい食事法があることを学べてよかった。内臓脂肪測定会がモチベーションとなった(昼食プログラム参加者)
- 食事・運動・睡眠・体重等を入力すると、都度アドバイスをもらえ、健康の維持・向上に役立てられた(健康アプリ参加者)
メンタルヘルスケア
eラーニングによるセルフケア・管理職向けのラインケア、睡眠セミナー等の実施 等
eラーニング
2019年度:セルフケア研修受講率81.4%、ラインケア研修受講率82.8%
2020年度:セルフケア研修受講率84.9%、ラインケア研修受講率83.0%
2021年度:セルフケア研修受講率80.1%、ラインケア研修受講率89.6%
2022年度:セルフケア研修受講率80.3%、ラインケア研修受講率79.7%
2023年度:セルフケア研修受講率90.5%、ラインケア研修受講率94.7%
睡眠セミナー
2020年度:計2回実施、延べ60名が参加(Webによる開催)
2023年度:計3回実施、延べ584名が参加(Webによる開催)
花粉症対策セミナー
2023年度:1回実施、延べ177名が参加(Webによる開催)
〈参加者の声〉
- 心身ともに健康でいるために、睡眠の重要性を再認識した。質の高い睡眠を取るコツを実践していく(睡眠セミナー参加者)
その他の取組み施策
本社地区の社員食堂における健康づくりに役立つ食事メニューの提供
本社地区(神田錦町ビル及び小網町ビル)の社員食堂ではスマートミールをはじめ、従業員の健康づくりに役立つ栄養バランスのとれた食事を提供しています。現在は、スマートミールの他にもグループ会社の高食物繊維小麦粉を使用した麺や出資先の発芽大豆由来の植物肉などを用いたメニューの提供を行っています。
データヘルス計画への取組み
政府の「日本再興戦略」において、国民の予防・健康管理の推進に関する新たな仕組みづくりとして、全ての健康保険組合に対し、レセプト等のデータの分析、それに基づく加入者の健康保持増進のためのより効果的・効率的な事業計画として「データヘルス計画」の作成・公表等の取組みが求められています。
当社グループの日清製粉健康保健組合は第1期データヘルス計画に引き続き、2018年度からスタートした第2期データヘルス計画を策定しています。今後も日清健康保険組合と協力し、従業員の健康管理を推進します。
「健康経営優良法人2024(大規模法人部門:ホワイト500)」に認定されました
経済産業省と日本健康会議が共同で実施する「健康経営度調査」において、これまでの当社の健康経営に関する取組みが評価されたことから、「健康経営優良法人2024(大規模法人部門:ホワイト500)」に4年連続で認定されました。
また、グループ全体で健康経営の取組みを推進した結果、株式会社日清製粉ウェルナ、オリエンタル 酵母工業株式会社は3年連続で、日清製粉株式会社、株式会社NBCメッシュテックは2年連続で「健康優良法人2024(大規模法人部門)」に認定されました。
※「健康経営」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。