The Base of Life Knowledge

国内小麦粉販売シェア約4割、
食のインフラを支え続ける
責任と誇り

  • 製粉事業
  • 日清製粉
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パンやうどん、ラーメン、ケーキなど、小麦粉を使った食品は身の回りにあふれています。日清製粉は、国内小麦粉販売シェア約4割。食のインフラを支えている、そんな責任と誇りを持って製粉事業に取り組んでいます。

日清製粉グループは、時代ごとに変わる、人や社会にとっての「なくてはならないもの」を探し、つくり、あらゆる人に届けていくことで生活の基盤を担っていく。その意志を、「The Base of Life」という言葉に込めています。グループの中で、日清製粉がつくり、届けてきた「なくてはならないもの」といえば、小麦粉。小麦粉づくりを通じて大切にしてきた思い、そして未来への挑戦について、ここではご紹介します。

※ 国内小麦粉販売シェア(重量ベース)39.1%、日刊経済通信社調べ(2022年度、推定値)

もくじ

日本人の食卓に欠かせない小麦粉をつくる企業

もし日本中から小麦粉がなくなったら、日本の食はどうなってしまうと思いますか? 例えばパン、うどん、ケーキ、ラーメン、お好み焼き、こういったおなじみの食事が食べられなくなってしまうかもしれません。
日清製粉株式会社は、業務用小麦粉を中心に、ふすま・胚芽などの小麦連産品、ライ麦粉などの原料素材を供給。小麦粉という人や社会にとっての「なくてはならないもの」をつくり続けています。

QUIZ

さて、突然ですが、日清製粉への理解を深めるカギとなるクイズをご用意しました。

Q1

日清製粉が1977年に製造特許を取得し、幅広く公開したことによって技術が進歩。いまでは家庭の食卓でおなじみとなっている食品は次のうちどれ?

  1. 生麺
  2. 乾麺
  3. 冷凍麺
  4. フリーズドライ麺

正解は「③冷凍麺」

解説はこちら
Q2

日清製粉が開発した日本初の高食物繊維小麦粉「アミュリア」は、
100gの中に含まれる食物繊維が約17g。
この値は一般的な小麦粉と比べて何倍? ※強力粉1等と「アミュリア」を測定法AOAC2011.25で比較

  1. 約2倍
  2. 約3倍
  3. 約4倍
  4. 約5倍

正解は「④5倍」

解説はこちら
Q3

日清製粉は海外5カ国に進出しているが、
5カ国合計の1日の生産能力は日本国内の何倍?

  1. 約0.6倍
  2. 約1.4倍
  3. 約3.3倍
  4. 約5.1倍

正解は「②約1.4倍」

解説はこちら

いかがでしたでしょうか。
7つの事業を展開する日清製粉グループ。その中核である製粉事業を担う日清製粉を、
「国内小麦粉販売シェアNo.1(約4割)」「日本初の高食物繊維小麦粉」「海外5カ国に展開」
という3つのキーワードからひもといていきます。

「国内小麦粉販売シェアNo.1(約4割)」で、日本の食のインフラを支える

小麦は米に次ぐ主要食糧として、長らく日本人の食卓を支えてきました。農林水産省によると、小麦の1人当たりの消費量は年間29.0kg(1965年度)から31.7kg(2020年度)。小麦は常に人々から必要とされてきました。

日清製粉の国内小麦粉販売シェアは約4割。「私たち(日清製粉)の仕事が止まれば、食糧危機にもつながりかねない、そんな危機感を持って事業に取り組んでいる」、日頃そのように語る社員も多くいます。日本の食を支えている、そんな責任と誇りが日清製粉には根づいています。

※ 農林水産省「令和4年度食糧需給表(概算)」令和5年8月7日公表

小麦粉販売の国内シェア 約4割
画像

日清製粉グループは「信を万事の本と為す」という社是のもと事業に取り組んできました。社是には、創業者である正田貞一郎の「事業は常に社会と結ぶことを念頭に。自分一人が儲けることを考えると事業はけっして長続きしない。すなわち信は万事の本である」という想いが込められています。社会や生活者のために、という意識は現在も社員一人ひとりに浸透しています。

また日清製粉は、製粉業界のリーディングカンパニーとして、新しい食文化の創造にも挑戦してきました。例えば、食卓でおなじみの冷凍麺。実は、その特許技術は日清製粉が開発したものです。さらに自社の特許を広くお客様に公開することで、市場の創出に貢献してきました。
日清製粉は、小麦粉の安定供給を担うとともに、新しい市場を開拓し、食文化の発展に積極的に取り組んでいます。

※ 特許第1111099号:特許登録1982年8月31日

「日本初の高食物繊維小麦粉」を開発。おいしい食事で健康に

日清製粉グループの企業理念「健康で豊かな生活づくりに貢献する」のもと、小麦粉から人々の健康的な暮らしをサポートしたい、そんな思いから生まれたのが食物繊維を豊富に含んだ高食物繊維小麦粉「アミュリア」です。日清製粉は2020年に、業務用高食物繊維小麦(ハイアミロース小麦)の日本における独占輸入・販売権を獲得しました。「アミュリア」は、その高食物繊維小麦を原料とした製品で、いつもの小麦粉製品と変わらないおいしさを楽しみながら、毎日の食事で不足しがちな食物繊維を手軽にとることができる、革新的な小麦粉です。例えば日本人女性の食物繊維摂取量は、摂取目標量と比べて約3g不足している※1※2といわれていますが、アミュリアを使った食パン1枚でその不足量を補うことができます。※3

※1 厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020年度」
※2 厚生労働省「平成30年国民健康・栄養調査報告」
※3 「アミュリア」100%配合で製造した場合の一例、副材料の配合や製造条件によって異なります

6枚切りの食パン一枚の食物繊維 ※アミュリア100%配合で製造した場合の一例 副材料の配合や製造条件によって異なります。

開発者たちは、パンや麺などに加工した際においしく仕上がるよう、さまざまな試行錯誤を繰り返し、3年の歳月をかけて「アミュリア」を完成させました。「アミュリア」は食物繊維を多く含みながら、一般的な小麦粉と同等の扱いやすさでパンや麺をつくることができます。また、新たな食物繊維素材を加えずに、小麦粉だけで食物繊維を増やすことができ、小麦本来の風味をお楽しみいただけます。

「健康になるために選んで食べるのではなく、食べたくて選んだおいしい食事が健康にも寄与する、そんな未来にしたい」、と開発に関わった社員たちも口にします。日清製粉は常に、次の時代の「なくてはならないもの」を創造しようと挑戦を続けています。

海外5カ国に展開。世界を舞台に食の未来を創造する挑戦

国際貿易交渉の進展や人口減少等、国内製粉事業を取り巻く環境変化が生じる中、日清製粉は事業のグローバル展開を積極的に進めています。

現在、日清製粉は海外子会社を、アメリカ、カナダ、オーストラリアをはじめ、タイ、ニュージーランドなど5カ国に展開し、その周辺地域を含め、存在感を向上させています。海外の生産能力はすでに国内の約1.4倍(約11,000トン/日)の規模まで拡大。各国の小麦粉生産能力は、日本・オーストラリア・ニュージーランドでNo.1。タイ・カナダではNo.4、アメリカはNo.5となっています

各国の小麦粉生産能力の順位 1位.日本、オーストラリア、ニュージーランド 4位.カナダ、タイ 5位.アメリカ

価値観や食文化も異なる海外での市場開拓は簡単なことではありません。困難も多いですが、やりがいの大きい仕事でもあります。「海外の人と仕事をすると、気づきやアイデアをもらえて楽しい」「自身の成長につながる」という声が、現場の社員からも聞かれます。

海外というフロンティアは、日清製粉グループのチャレンジ精神が発揮される土壌でもあります。日清製粉は「食の未来を創造する世界No.1の製粉企業」を目指し、これからも世界を舞台に「なくてはならないもの」づくりに挑戦していきます。

※当社調べ(2023年1月時点)

各国の小麦粉生産能力の順位 1位.日本、オーストラリア、ニュージーランド 4位.カナダ、タイ 5位.アメリカ

製粉事業を通じてこれからも「なくてはならないもの」を届けていく

さまざまな事業を通じて、人や社会にとっての「なくてはならないもの」を探し、
つくり、あらゆる人に届けていくことで生活の基盤を担う日清製粉グループ。
小麦粉づくりは、そんなグループの原点です。
日清製粉はこれからも安定した小麦粉の供給に責任と誇りを持って取り組んでいくだけでなく、
小麦粉を起点にした食の未来を創造していきます。

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