1. 小麦粉で食のインフラを支える「製粉事業」(日清製粉)
1. 小麦粉で食のインフラを支える「製粉事業」(日清製粉)
パン、ピザ、うどん、ラーメン、お好み焼き、パスタ、ケーキ、ビスケット……、小麦粉を使った料理をあげると枚挙に暇がありません。それくらい小麦粉は日本人の食生活に深く浸透しています。日清製粉グループの製粉事業は、業務用小麦粉を中心に、ふすま・胚芽などの小麦連産品、ライ麦粉などの原料素材を供給。顧客は世界規模のメーカーから街のベーカリーまで幅広く、小麦粉の国内販売シェアNo.1(約4割)※を誇ります。日本の製粉業界、ひいては日本の食文化を担っている、そんな責任と誇りをもって事業に取り組んでいます。
さらに日清製粉は、新しい食文化の創造にもチャレンジしています。例えば、スーパーでもよく見かける冷凍麺。この特許技術は日清製粉が開発したもの。おうちで手軽に食べられる、食シーンを広げることも、日清製粉の大切な仕事です。
※ 国内小麦粉販売シェア(重量ベース)39.1%、日刊経済通信社調べ(2022年度、推定値)
2. 加工食品で内食・外食シーンを支える「加工食品事業」(日清製粉ウェルナ)
2. 加工食品で内食・外食シーンを支える「加工食品事業」(日清製粉ウェルナ)
パスタをつくったり、ケーキを焼いたり……。ご自宅でのさまざまな「おいしい」体験に寄り添っているのが、日清製粉グループの加工食品事業です。ひまわり模様のパッケージが特徴的な家庭用小麦粉「日清 フラワー®」に見覚えのある人も多いのではないでしょうか。日清製粉ウェルナでは、お好み焼粉や天ぷら粉などのプレミックスやパスタ・パスタソース、冷凍食品を中心に、バリエーション豊かな製品を「日清」「マ・マー」「青の洞窟」などのブランドを通して提供しています。
また国内にとどまらず、海外市場にも進出し、グローバルな生産供給体制の構築や、今後ますます需要拡大が見込まれるASEAN・中国での事業展開を進めています。
3. 食卓での多彩なおいしさを支える「中食・惣菜事業」(日清製粉デリカフロンティア)
3. 食卓での多彩なおいしさを支える「中食・惣菜事業」(日清製粉デリカフロンティア)
会社帰りにスーパーで夕食の惣菜を購入。小腹がすいたのでコンビニへおにぎりを買いに。そんなありふれた食の日常風景を支えているのが、日清製粉グループの中食・惣菜事業です。米飯類から調理パン、調理麺、一般惣菜、冷凍惣菜まで、すべての惣菜カテゴリーを供給する「フルラインアップ体制」を構築しています。
日清製粉グループが有する付加価値の高い素材、技術・研究開発力、マーケティングノウハウを結集させることにより、お客様にとってなくてはならない中食・惣菜事業に進化することを目指しています。
4. 酵母で食とバイオの分野を支える「酵母・バイオ事業」(オリエンタル酵母工業)
4. 酵母で食とバイオの分野を支える「酵母・バイオ事業」(オリエンタル酵母工業)
パンづくりに欠かせない材料といえば?小麦粉はいうまでもありませんが、生地を膨らませる酵母(イースト)も欠かせない存在です。日清製粉グループの酵母・バイオ事業は、酵母を原点とした高い技術力で食とバイオの分野に貢献しています。
食の分野では酵母をはじめ、パンやお菓子に使えるカスタードクリームなどのフラワーペーストやラーメンの麺に欠かせないかんすいなど、ベーカリー業界にとどまらない幅広いお客様に、良質な食品素材を開発・提供しています。また、酵母研究のノウハウを生かしたバイオ事業も展開。1世紀近くにわたる酵母研究で培ったバイオテクノロジーを駆使し、再生医療や高齢者疾患・がん治療、ライフサイエンスなどの各分野で研究開発の進展への貢献を目指しています。
5. 人々の健康を支える「健康食品事業」(日清ファルマ)
5. 人々の健康を支える「健康食品事業」(日清ファルマ)
健康志向が高まっている現在、多くの人が「いつも健康でありたい」と願いながら日々の生活を送っています。日清製粉グループの健康食品事業では、小麦の研究を進めていく中で得られた知見や技術を生かし、健康食品事業に加え、医薬品原薬などのファインケミカル事業も展開。長きにわたり人々の健康的な生活をサポートしています。
サプリメントでおなじみの「コエンザイムQ10」の量産化に、世界で初めて成功したのも日清ファルマ(旧・日清製粉医薬部門)。健康食品を通じて「お客様の心身の健康実感パートナーとなる」ことをミッションに掲げ、これからもお客様の健康を確かな製品・品質で支えていきます。
6. 日用品から宇宙産業までも支える「エンジニアリング事業」(日清エンジニアリング)
6. 日用品から宇宙産業までも支える「エンジニアリング事業」(日清エンジニアリング)
小麦を粉にする技術から発展した日清製粉グループの粉体技術。粉体とは、細かい粒の集まりとなっている状態のこと。粉体技術といっても、多くの人にはなじみがないものかもしれません。しかし、小麦粉をはじめとする食品から、化粧品、医療品、はたまた最先端の電子・電池材料品まで、身の回りのさまざまなものづくりにこの技術が使われ、人々の生活を支えています。
日清製粉グループのエンジニアリング事業では、長年培った世界最高レベルの粉体技術を核として、プラントエンジニアリング、機器製作販売、粉体加工事業の3事業を中心に、エンジニアリングサービスを提供しています。
7. メッシュで多様な産業を支える「メッシュクロス事業」(NBCメッシュテック)
7. メッシュで多様な産業を支える「メッシュクロス事業」(NBCメッシュテック)
小麦粉をふるい分ける“ふるい網”。そこから発展したのが、日清製粉グループのメッシュクロス事業です。メッシュテクノロジーは、例えば、発電効率を高めるソーラーパネルの電極印刷の資材、スマートフォンの音質調整やスピーカー・マイク部の防じんに使われる音響機器用メッシュ、抗ウイルス、抗菌加工した高性能マスクなど、さまざまな領域で活用されています。
世界トップクラスの技術はいまや日本を飛び超え、約50カ国のものづくりや医療を支えています。