パリのカフェやビストロでは、定番のクロック・ムッシュ以外にも、トマトやズッキーニ、きのこが入ったものなど、いろいろなアレンジメニューを見かけます。そういえばこの夏、パリのおしゃれカフェでラタトゥイユ入りのクロック・ムッシュ(パンはカンパーニュでした)を食べました。
そんなアレンジメニューの中でも、特におすすめなのが、スモークサーモンを使ったノルウェー風のクロック・ノルベジアン(croque norvégien)です。チーズとベシャメルソースとサーモンの組み合わせは間違いありません!基本のクロック・ムッシュのハムをサーモンに置き換えるだけでもおいしいのですが、ここではサーモンと相性のよいアボカドも合わせてみました。
ところで、ノルウェー風のノルベジアンがあるなら、日本風のジャポネ(japonais)があったっていいと思いませんか?日本食材を使ったクロック・ジャポネを、いつかパリで流行らせたいなーと思いました。
※ベシャメルソースのレシピはこちら。
脂ののったスモークサーモンとアボカドは、どちらもねっとり。一緒に食べた時の口どけのバランスが絶妙です。そして、色。サーモンピンクとグリーンのグラデーションとのコントラストが美しく、食欲をそそりますね。この組み合わせは冷製サンドイッチでも定番ですね。もちろん、そのままでも美味ですが、焼いた時のアボカドの食感には新鮮な驚きがあります!そこにチーズとベシャメルソースも加わわったとろけるおいしさは、アボカド好きじゃなくてもきっとはまるはずです。
サンドイッチは断面が命!一目でどんな食材が使われているかがわかると、味わいが想像しやすいもの。せっかくのクロック・ノルベジアンも、切らなければ定番クロック・ムッシュと見分けがつきません。スモークサーモン&アボカドの色を見せることを意識して盛りつけ方を工夫してみましょう。
#シンプルイズザサンド