LESSON
8
テーマ:フルーツサンド基本のミックスフルーツサンドとアレンジ
さて、今回の「食パンで作る基本のサンドイッチ講座」も、最終回を飾るのはフルーツサンドです。パンとクリームとフルーツのシンプルな組み合わせの中に、フルーツの組み合わせ方、はさみ方等サンドイッチの基本となるポイントがたくさん詰まっています。
以前のサンドイッチ講座でもたくさんのポイントをお伝えしていますが、今回はよりダイナミックに、よりたっぷりと、フルーツをはさんでみましょう。
フルーツサンドを制する者はサンドイッチを制する?!フルーツサンドがきれいに作れるようになれば、どんなサンドイッチも自信を持って作れるはずです。お好きなフルーツでたのしみながら挑戦してみてください!
5種類のフルーツをたっぷりと、ダイナミックにサンドしたボリューミーなフルーツサンドは、まるでフルーツの宝石箱のようです!けっして食べやすくはないのですが、大きな口を開けて頬張る瞬間がまた幸せだったりします。レシピ通りに基本パターンに挑戦した後は、お好みのフルーツでアレンジして、いろいろな組み合わせを試してみてましょう。
フルーツサンドはクリームたっぷり!がおいしそうですが、実際にたっぷりはさむと、カットする時にクリームがあふれてベタベタになってしまいます。少し手間ですが、最初は分量通りのクリームを計量しながら作ってみましょう。作っている時はちょっと少ないかな?というくらいの方が、カットしやすくきれいに仕上がります。
フルーツの個性を生かした断面が出せるよう、仕上がりのデザインをイメージしながら大きめにカットします。マンゴーやバナナのように大きなフルーツは、角食パンに収まる長さに、いちごやはっさくのように小さなフルーツは、切らずにそのまま中央部分にのせます。
フルーツサンドは、クリームのおいしさも大切なポイント。生クリームだけでなく、マスカルポーネのコクを合わせることで、パンとフルーツの組み合わせを引き立てるとびきりおいしいクリームになります。
特製マスカルポーネ生クリームだけでも充分おいしいのですが、さらにカスタードクリームを隠し味にプラスすることで、よりリッチなおいしさに!
カスタードクリームを手作りするのは大変なので、市販のシュークリームのクリームだけを取り出して使うのが裏技です。
フルーツは、カットした時の彩りをイメージしながら並べます。5種類のせる場合は、2段階に分けて。まず、メインで見せたい3種類を色合いのコントラストがつくように並べ、それぞれの間にクリームを少量絞り、隙間がクリームで埋まるようにします。その上に残りの2種類をのせて、もう1枚のパンではさみます。
最後に上から手のひらでやさしく押さえましょう。パンとフルーツ、クリームがしっかりと馴染んで、すぐにカットしてもきれいに仕上がりますよ。
自信がない時は、ラップで包み冷蔵庫で30分ほど冷やしましょう。クリームがしっかり冷えて切りやすくなります。
すりごまをたっぷり合わせたマスカルポーネとあんことの相性に驚く、新鮮なおいしさです!生クリームを泡立てる手間がないので、すぐに作れるのもいいですね。あんこは粒あんでもこしあんでも、お好みで選んでください。杏の他、いちじくもおすすめです。お好みのフルーツでアレンジするのもいいでしょう。