ビールがすすむ、簡単なレシピを紹介します。
ワインにも、ビールにも。時間があればトマトは湯むきして。
ワインのおともの定番、ブルスケッタ。水っぽくなるのを避けるために、トマトの種や種まわりのゼリー部分は除いておきましょう。
クリームチーズに冷蔵庫にあるものをいろいろ混ぜるだけでできあがり。
※写真中央は鮭フレーク、その左より時計回りに、明太子、柚子こしょう、海苔の佃煮、ブルーベリージャム、にんじんの千切り+万能ねぎ。
パンが柔らかい場合は、カットした後に軽くトーストすることでディップがつけやすくなります。
ここに挙げているものの他にも、様々な具材を混ぜて楽しんで。
仕上げのこしょうがアクセント。おつまみ用なら薄切り、食事用なら厚切りに。
ワインにもビールにも合う、小腹も満たしてくれるおつまみレシピ。
焼きたてのアツアツのうちにいただきましょう。
大学時代の女友達と夕暮れの海へ向かった。
砂浜をとりとめもなく歩いてみたり、サーフィン帰りの男性を品定めしたり、暮れる海岸線をやたら写真に撮ったり、今年の夏を惜しむように全身に日光を浴びて夕日に染まる海岸を後にした。
少し砂が残ったスニーカーと潮の香りが残ったTシャツから抜け出して冷房の効いたアパートに戻ってくる。
二人でキッチンに入りつまみのブルスケッタを用意する。
ざく切りトマトにオリーブオイルとレモン汁。少し濃い目の味付けをして、トーストしたフランスパンにのせる。
すこし辛口のビールと一緒に。少し日焼けした腕を時々気にしながら、仕事の内容、上司の愚痴、明日二人で行くエステ、二人の間では次々とテンポよく話題が進む。ビールの空カンもコロコロと転がってゆく。あっという間にブルスケッタもなくなってしまう。
一時、トーク中断。
冷蔵庫にクリームチーズが残っているから明太子と混ぜてディップを作る。スティック状にカットしたパンにつける。
冷えたビールも補充してトーク再開。
今年の夏は出会いはなかったよね、と自嘲気味に笑いあうけれどこうやって気ままに二人で時間を過ごすことが何よりも楽しい。それでも少し寂しくなっているのは過ぎ行く夏のせいと言い訳して友人同士で会話を深めてゆくのも、悪くはない。