日清製粉ウェルナ
「製品サイズ見直し」により
パレット積載効率を
1.5倍にアップ
「2024年問題」への対応を見据えた
冷凍食品配送効率化のための取組み

プラスチック使用量等の削減により
環境負荷低減にも貢献

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2023年7月26日

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日清製粉グループの株式会社日清製粉ウェルナ(取締役社長:岩橋 恭彦)は、物流業界における様々な課題に対して、冷凍ワンディッシュパスタ等の「製品サイズ見直しによる配送効率化」に取り組み、物流負荷低減を実現します。

自動車運転業務の年間時間外労働時間が制限されることなどに伴う物流業界の諸問題(通称「2024年問題」)への対応が急がれる中、製品輸送にトラックを使用している当社も配送効率化への取組みが重要であると考えています。
現在の冷凍食品の配送ではバラ積みが主流ですが、「2024年問題」への対応として、今後はパレットを導入し、更に積載効率の改善に取り組むことが必要になると考えています。
冷凍食品はコロナ禍を経て市場が拡大傾向にあり、更なる成長とともに輸送量の拡大が見込まれるため、当社は新たな取組みで対応していきます。

今回当社は、8月中旬から順次、パレットへの効率的な積載方法を実現させるため、冷凍ワンディッシュパスタ等のダブルピロー包装全製品(100品以上)の製品と段ボールのサイズを見直します。

① 製品の内容量はそのままに、製品サイズを見直し
② ①に伴い、入数を変えずに段ボールサイズと体積を縮小
③ この結果、1パレット当たりにおける製品の積載数が1.5倍にアップ
※1

なお、これに伴い当社では今後、倉庫間物流※2におけるトラックへの製品の積み込み方法をパレット積みにすることで、更なる配送効率の向上を図ります。

製品と段ボールのサイズ見直しとその効果

「マ・マー THE PASTA ソテースパゲティ ナポリタン」の場合

  • ※1 T11パレットを使用の場合
  • ※2 当社倉庫間の製品輸送

今回の製品サイズの見直しとともに、製品の外装包材の厚さも約0.01mm薄く設計することで、プラスチック使用量を約13%削減※3し、環境負荷低減にも取り組みます。
また、段ボールサイズの縮小により段ボール体積を約11%削減※4し、段ボール1枚当たりの重量も約7%削減※4します。

  • ※3 当社「マ・マー THE PASTA」シリーズ従来品比
  • ※4 「マ・マー THE PASTA ソテースパゲティ ナポリタン」で算出

当社は現在、物流業界「2024年問題」を見据えて「F-LINEプロジェクト」※5に参画し、食品物流プラットフォームの構築に向けて、他の食品メーカー様と連携して海上輸送や中継輸送などに取り組んでいます。
今回の配送効率化をはじめとし、物流課題への積極的な取組みを行うことで、当社は「サスティナブルな物流」に貢献していきます。

  • ※5 「F-LINEプロジェクト」について
    2015年に発足した食品物流の諸課題に対して食品メーカー協働で検討するプラットフォームで、物流企業のF-LINE株式会社と、合計6社の食品メーカーが参画している。
    【参画メーカー】 味の素株式会社、カゴメ株式会社、日清オイリオグループ株式会社、株式会社日清製粉ウェルナ、ハウス食品グループ本社株式会社、株式会社Mizkan(五十音順)

この件に関する報道関係者のお問い合わせ先
株式会社日清製粉グループ本社
総務本部 広報部 担当:山口・淺倉・神田
電話:03-5282-6650
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