個人投資家の皆様へ
01日清製粉グループについて
「信を万事の本と為す」「時代への適合」を社是に、「健康で豊かな生活づくりに貢献する」を企業理念として、事業を通じて社会貢献を果たし、食の中心企業として成長を継続していきます。
価値創造の歩み
機械製粉を行う近代的企業として1900年に館林製粉株式会社を創立したのが、日清製粉グループの始まりです。創業から120年を超える歩みにおいて、常に社会課題と向き合い、多彩な価値を創造してきました。
7つの事業
小麦を起点とする多彩な事業の連携で、あらゆる生活シーンに「食の豊かさ」「健康」「安全・安心」を提供しています。
売上高構成比(2023年度)(億円未満四捨五入)
製粉事業
- 製粉事業製粉業界のリーディングカンパニーとして国内No.1のシェアを獲得。海外では、日本国内で培った技術を現地市場に適合させることで各地域でのプレゼンス向上及び収益基盤の強化と拡大を図っています。
食品事業
- 加工食品事業家庭用・業務用のプレミックスやパスタ、パスタソースを中心に、「常温」「冷凍」の温度帯をカバーするバリエーション豊かな製品を「日清」「マ・マー」「青の洞窟」「ディ・チェコ」等のブランドで提供しています。
- 酵母・バイオ事業国内トップシェアのイーストをはじめ、フラワーペーストや総菜(調理フィリング)等、良質な食品素材を開発・提供。また、診断薬原料や研究用試薬として独自のバイオテクノロジーを駆使して生産した有用タンパク質等を提供しています。
- 健康食品事業安全・安心な栄養補助食品、機能性表示食品、健康食品、医薬品原薬等を開発・販売しています。
中食・惣菜事業
- 中食・惣菜事業共働きや単身世帯、高齢者世帯の増加等により拡大している中食市場において、おにぎり、お弁当、サンドイッチ、和惣菜や調理麺等、あらゆる惣菜類をさまざまなチャネルで全国展開しています。
その他事業
- エンジニアリング事業食品工場建設等の豊富な実績と長年培ってきた世界トップレベルの粉体技術を有しています。ユーザー視点のノウハウを活かしたプラント・工場建設を中心に、特徴ある粉体機器の開発・販売や最先端技術を用いた粉体加工サービスを展開しています。
- メッシュクロス事業製粉用ふるい網の製造から始まったメッシュクロス技術を進化させ、環境・エレクトロニクス分野を中心に高精度なスクリーン印刷用メッシュクロスをグローバルな市場に提供しています。
02日清製粉グループの強み
創業以来築き上げてきた「信頼」のブランド
120年以上の歴史のなかで培った「新たな価値を生み出す研究開発力」「高度な製造技術」「消費者視点のマーケティング」「安全・安心を支える品質保証体制」等が強みとなり、お取引先や消費者の皆様からの「信頼」という日清製粉グループのブランドを築いてきました。そして、多くの消費者の皆様から支持される「日清」「マ・マー」「青の洞窟」といった商品ブランドとして実を結び、国内業務用小麦粉市場や国内イースト市場、また、家庭用製品の多くのカテゴリーでトップシェアを維持し続けています。
売上と利益の成長を支えるグローバル展開
1980年代後半から本格的な海外進出をスタートさせ、拠点のある国はアジア、北米、オセアニアを中心に11か国に広がっています。
海外売上高構成比
海外売上高の推移
海外営業利益の推移
各国の小麦粉生産能力の順位
※当社調べ(2024年1月時点)
製粉事業
日本では原料小麦の約9割を輸入しており、輸入している主要3か国(米国・カナダ・豪州)に生産拠点を持つことで、原料小麦の情報や知見を得るうえでの優位性を高めています。
また、日本国内のお客様からの要望に細やかに応えることで培ってきた高度な製造技術や品質管理ノウハウ、顧客サービスを、北米からオセアニアやアジアまで幅広い地域で活用しています。
食品事業
加工食品事業では、パスタ、パスタソース、業務用プレミックス等の製品ごとに、グローバルでの最適生産体制を追求しています。また、酵母・バイオ事業において2022年8月に新工場の稼働を開始したインドのイースト事業の潜在的な成長性は高く、事業拡大の機会を大きく広げる可能性があります。
多様な食シーンを支える柔軟でレジリエントな事業ポートフォリオ
「外食」「内食」「中食」等の多様な食シーンを、BtoBやBtoC等の事業で支える、柔軟でレジリエントな事業ポートフォリオを構築しています。
小麦粉について
お米と並んで日本人の主食である小麦粉。日本人1人当たりの年間消費量は長年大きく変わっていません。また、日本で消費されている小麦粉の約9割は外国産の小麦から作られており、輸入小麦は日本政府が買い付け、国内の製粉会社に売り渡す仕組みがとられています。
国民1人・1年当たり供給純食料
03目指す姿
長期ビジョン
10年後、20年後の社会全体の構造変化を見据えて、長期ビジョン「NNI “Compass for the Future”」を策定しました。これを未来へのコンパス(羅針盤)として、企業価値の極大化を加速させていきます。
中期経営計画2026
短期・中長期の事業環境変化を踏まえ、2022年度から2026年度の5年間を対象期間とする「中期経営計画2026」を策定し、達成に向けて取り組んでいます。
基本方針
(1)事業ポートフォリオの再構築によるグループ成長力の促進
(2)ステークホルダーとの関係に対する考え方を明確にした経営推進
(3)ESGを経営方針に取り込み、社会の動きに合わせて実行
営業利益目標(国内、海外)
数値目標
04株主になるメリット
配当
株主の皆様に長期的スタンスで安定的に利益還元を行っています。親会社株主に帰属する当期純利益から非経常的な特殊要因による損益を除外し、連結ベースでの配当性向40%以上を基準として配当水準を決定していくとしており、増配はタイミングを見据えて常に積極的に検討していきます。
1株当たり配当金、配当性向の推移
株主優待
3月31日現在で500株以上保有の株主の皆様に、当社グループの製品を贈呈しています。
※優待品の贈呈に代えて、世界自然保護基金(WWF)ジャパンへの贈呈品相当額(4,000円)の寄付もお選びいただけます。