ピーナッツバターにバナナとベーコン?!初めて聞くとビックリするかも知れませんが、食べるごとにクセになる不思議な魅力の組み合わせです。かのエルヴィス・プレスリーが愛したそうで、アメリカではエルヴィスサンドと呼ばれ親しまれています。
コクのあるピーナッツバターは、甘ったるいピーナッツクリームではダメなんです。こっくりとして塩気を感じるアメリカンタイプのものを使いましょう。粒入りのものがおすすめです。トーストしたパンにピーナッツバターのコクとほのかな塩気、バナナのねっとりとした食感と甘み、そして、カリッと焼いたベーコンの香りが合わさることで、アメリカンな食材達の驚きのペアリングを実感できます。
本来は食パンにはさむところを、ここでは目にもたのしいタルティーヌスタイルでご紹介します。
フランスの朝のタルティーヌは、バターとジャムが定番ですが、アメリカでパンに塗るものといえばピーナッツバター!バターとジャムならぬピーナッツバターとジャム(もしくはジェリー)の組み合わせは「PB&J」と呼ばれ愛されています。
本格的なおいしさを味わうには、ピーナッツクリームではなく、ピーナッツバターを選びましょう。アメリカのブランドのものを選ぶと間違いありません。おすすめは粒入り。まったりしたピーナッツバターの中にあるカリカリとした食感のアクセントがたまりません。
ベーコンがない時は、ピーナッツバターとバナナを合わせるだけでもおいしいです。自由な発想でいろいろな組み合わせを試してみてください!
カリッと焼かれたクリスピーなベーコンは、アメリカの朝の定番です。でも、自分で作ろうとするとうまくいかない……というお話をよく聞きます。
カリカリベーコンに一番大切なのはベーコンのセレクトです!!糖分や着色料を使っていない(もしくは控えめな)上質なベーコンを選びましょう。冷たいフライパンにのせて、弱火でじわじわ焼くと、自然に脂が抜けてカリッと仕上がります。ほどよいところでペーパータオルに取り、余分な脂を押さえれば完成です。
タルティーヌにする時は、ベタッと置くのではなく、気持ち立てるように動きをつけてのせるとおしゃれです。
小ぶりなカンパーニュで作った時は、そのまま手でいただくのもいいですが、大きなカンパーニュで作ったタルティーヌなら、ナイフとフォークは必須です。カジュアルなダイナーっぽく、フォークの間に立てかけるようにナイフを添えて。カトラリーはカッチリと並べないほうが、今回のタルティーヌのラフなおいしさが伝わりますよ。
#シンプルイズザサンド