西川隆博さん
株式会社ル・スティル代表取締役社長。2003年、渋谷に「VIRON」1号店を立ち上げる。2005年には丸の内に2号店と「みんなのぱんや」を、2013年には銀座に食パン専門店「セントル ザ・ベーカリー」をオープン。
人から人へと評判が広がり、
瞬く間に大人気店となったセントル ザ・ベーカリー。
3種類の食パンのみを販売するベーカリーは
朝から老若男女が列を作り、併設されたサンドイッチカフェは
予約のお客様でいっぱい!
金額だけを見るとお高めではありますが、
それは「売価はあとから決める」という方針だから。
つまり、先に売価を決めてその予算内で
作れるものを作るのではなく、材料も製法もいっさい妥協せず、
おいしさの追求を最優先にしているということ。
そうして開発された商品の確かなおいしさは、
この盛況ぶりが証明してくれています。
そんなセントル ザ・ベーカリーのオーナー西川隆博さんが
お散歩に持って行きたいパンとは?
1,836円(税込)
国産小麦の角食パンを使用。脱脂乳で生地を仕込んでいるためミルク感があり、また、そのミルク感がパン特有の発酵臭を抑えてくれるので、生クリームと好相性。軽くなり過ぎないよう、マスカルポーネとカスタードも加えています。フルーツは季節のもの(撮影時はマンゴー、フランボワーズ、バナナ、キウイ、メロン、オレンジ)をたっぷりと。“フルーツ屋さんに負けないフルーツサンド”を目指して開発されたのだそう。
クリームが溶けてしまうので真夏のお散歩には向きませんが、いまの季節は、お散歩の途中に立ち寄って、どこか近くの公園でベンチに腰掛けて食べたら、クリームが適度にひんやりして、きっとおいしいんじゃないかなと(笑)。ランチとしても十分なボリュームですが、お散歩なのでおやつとして食べたいですね。
180円(税込)
生豆を挽いて濃い目に抽出した珈琲を、特注の固めに炊いた餡にまぜ、口溶けや持ち運び時間も考慮して選んだふわっと軽い生クリームと合わせる。そんな、随所に散りばめられたこだわりが一体となって、絶妙なバランスを作り出しています。13年前の発売時から日々改良を重ねることで、今では毎日平均して数百個を売り上げるまでに。2012年には日本全国ご当地パン祭りで第三位に輝いています。
この『珈琲あんぱん』は、お散歩にちょうどいい、ぱくっと食べやすい大きさで、生地も中身もおいしいですし、見た目もきれい。長年改良を重ねながら、おいしく、深く、進化を続けているパンです。『生ずんだあんぱん』もそうですが、技術の引き出しをたくさん持っていて、材料のこともちゃんとわかっているパン屋さんが作るパンは、やはりおいしいですね。
『珈琲あんぱん』がお散歩にいいところは、何といってもやはり、のどごしがいいところですね。あんぱんを牛乳と食べる時のあのおいしさが発想のきっかけであり、また、もともと珈琲が好きで、カフェオレ味のパンを作りたいと思って生まれたパンだけに、「食べてカフェオレを感じるパン」ですので、外でもおいしく食べていただけると思います。
123円(税込)
1921年創業のこちらのお店で、約80年(!)もの間、圧倒的な人気を誇る大ベストセラー。外はレモンオイルがほのかに香るカリッとしたビスケット生地、中はふわふわの菓子パン生地でできており、ひとくち食べると、どこかホッとするようなやさしい甘みが広がります。「ずっと変わらないでほしい」そんなお客様の声に応え、守り抜いているこの味を求め、親子三代に渡って買いに来てくださるお客様もいるそうです。
昔から続く、いつも一生懸命勉強なさっているパン屋さんです。おいしいパンは世の中にたくさんあっても、これは!というパンにはなかなか出会えないもの。『レモンパンクラシック』は、食べた時「これは、おいしいな」と思ったパンです。おやつに最適なので、お散歩にもいいと思います。『レモンパンクラシックマーガリン付き』もあり、そちらも好きです。
『レモンパンクラシック』は、溶けたりする心配がないので、手を汚さずに食べることができますし、かさばらない形で、持ち運びしやすいと思います。甘過ぎず軽く食べられるため、お散歩しながらちょっと食べるのに向いているかも知れませんね。合わせる飲み物も、牛乳でもお茶でも、なんでも合いますよ。
※掲載されている内容は、2014年10月22日現在のものです。