そのままでもおいしいパンを野菜と一緒にいただくことで、さらなるおいしさを楽しみながら、ビタミンや酵素などのファイトケミカルを摂り入れることができます。今回は、管理栄養士/料理研究家でありモデルでもある鈴木あすなさんに、栄養バランスを考えたパンを使ったメニューを提案していただきました。簡単に作れる“栄養たっぷりのパンメニュー”をおいしく食べて、キレイに健康になりましょう!
カリカリに焼いたクルトンを入れることで、食感の良さがアップし、満足度の高い一品に。好きな野菜を組み合わせて、大きなスプーンで豪快にいただくのがオススメです。
クルトン(パン)や豆の炭水化物、ベーコンやチーズのたんぱく質、アボカドやオリーブオイルの脂質、ルッコラなどの野菜のビタミンやミネラルが、この一品で摂取できます。
材料(2人分)
【クルトン】
【ドレッシング】
作り方
食パンを細かく切って味付けし、オーブンで焼くだけのクルトンは、大量に作っておいて、余ったら冷凍庫で保存できるので便利。
数ある豆のなかでも、小さくて薄いレンズ豆は茹で時間が短くて済むので、扱いやすい食材。サラダ以外に、カレーやスープに使っても。
きのこの旨みを堪能できる味わい深い一品。一晩置くと、さらに全体に味が馴染み、冷えた状態でもおいしくいただけます。エリンギやマイタケなど好みのきのこでお試しを。
きのこは植物繊維が豊富で低カロリーな、女性にうれしい食材です。ビタミンDも摂れるので、ダイエット中にお腹いっぱいになりたいときにはピッタリ。
材料(2人分)
作り方
きのこに火を入れるときは、水を加えて、蓋をして蒸し煮にすることで、時間を短縮できるだけでなく、風味を逃さず調理することができます。
食物繊維が多いきのこは、お腹の調子を整えてくれたり、デトックス効果を高めてくれたりします。また、乾燥きのこ類はビタミンDの量がさらにアップ。
飴色になるまで火が通った玉ねぎは、じんわりと体に染み入るような甘みと旨みがあります。スープにバゲットを乗せることで、お腹の満足度も増します。
玉ねぎには、抗酸化作用が高く、脂肪燃焼効果のあるケルセチンや、血液サラサラ効果のある硫化アリルなどが多く含まれています。整腸作用や免疫力を高める効果も。
材料(2人分)
作り方
玉ねぎは電子レンジで温めてから炒めることで、飴色になるまで炒める時間が短縮されます。炒めるときはゴムベラで押さえつけるようにすると、さらに時間短縮可能。
玉ねぎを飴色になるまで炒めるとかさが減るので、ひとりで玉ねぎ丸ごと一個を食べられます。その分、たっぷりと栄養を摂取することができます。
ふすまをローストして粉を香りを最大限に引き出したうえに、ヘーゼルパウダーも使用することで、粉の状態の良いパンのもつ”ナッティーな香り”に仕上げています。香り高く、しっとりとしていて、料理との相性も抜群です。
店のある”池尻”の地名を冠した遊び心あるネーミングの看板商品。香りの良い粉を使用するだけでなく、ベーコンの香りを移したオイルや旨みの強いボリビア産ローズソルトを用いるなど、そのままでおいしく食べられるような細かな工夫が隠されています。
程よく塩気が効いていて、酸味を抑え、甘みや旨みを強く感じられるライ麦全粒粉のパン。「旨みが十分に出るように、しっかりと焼き込んでいます」と田中シェフ。