七里に店を構えるBoulangerie Kurumiは、2016年10月でオープン7周年を迎えた埼玉の人気店。毎日約40種類にもおよぶサンドイッチなど、その商品メニューは170種類以上というから驚きます。「作る側も、お客様もいつ来ても新しい発見があるように」というオーナーシェフの福井さんの気持ちが、棚いっぱいに並べられたパンの種類の豊富さから伝わってきます。
そんな「選ぶわくわく」を提供してくれるKurumiの焼き菓子から、とっておきの3品をご紹介します。
アプリコット、いちじく、レーズン、オレンジピール、くるみ、アーモンドと、名前の通りたっぷりの具材を使った贅沢なパウンドケーキ。キルシュなどのお酒に漬け込んだフルーツが入った生地はしっとりとなめらかな口どけが特徴。具材がケーキの下部にかたまらないよう、型に入れた状態で一晩冷やしながら寝かすことで、まんべんなく具材が散らばり華やかな断面が生まれます。焼き上がりには表面にラムシロップを。お酒をきかせた大人向けのパウンドケーキは、コーヒーはもちろん、赤ワインとの相性も抜群です!
カリッとした食感が最大の特徴である『クロッカン』は、フランス語で「カリカリした」という意味をもつ焼き菓子です。こんがりと焼かれた薄い生地には、くるみとアーモンドスライスが練り込まれています。「究極にカリッとしたかった」という福井シェフの言葉通り、とにかく歯切れが良く心地よいです。
6月から9月の期間限定で登場する、Kurumiの隠れた人気商品!「パン屋さんなのにロールケーキ?」と思うかも知れませんが、福井シェフが修業時代から作っていた懐かしの味から誕生し、改良を加えた自慢の一品です。しっとりとしたふわふわの生地の秘密は、別立てした卵白を加えていること。中には生クリームがたっぷり。2cmほどにカットして、みんなで分けながら食べたい素朴なロールケーキは、老若男女に愛される定番のおやつです。
「焼き菓子を作るなら、棚を埋めるためではなく、特徴があり、味としてもレベルの高いものを出したい」と語る福井シェフ。その想いが詰まった焼き菓子はどれも、思わず誰かにプレゼントしたくなるものばかりです。こだわりの焼き菓子をパン屋さんならではの手軽な価格で味わえるのも嬉しい限り。
あなたもぜひ、パン屋さんでお気に入りの焼き菓子を見つけてみてくださいね。
※掲載されている内容は2017年1月18日現在の情報です。