うどん
麺類
日本
2019-10-17T08:00:00+08:00
うどんを打とう【こむぎ粉くらぶ|日清製粉グループ】
うどん
- 作り方を動画で見る
-
材料(3人分)
- 日清 手打うどんの小麦粉(中力粉)300g(2・3/4カップ)
- 水(又はぬるま湯)135~145㎖(3/4カップ弱)
- 塩15g(大さじ1弱)
- 打ち粉適量
※「日清 手打うどんの小麦粉」は「日清 雪」又は「日清 フラワー®︎」でも代用できます。
※麺棒は、長さ60cm、直径3cm程度のものが使いやすいです。
※のし台は厚手のベニヤ板、又は食卓にビニールを敷くなどして代用できます。
※ざるは、金ざるでも良いですが、麺を洗うときに切れないよう注意してください。
作り方
混ぜる
-
1
食塩水を作る
ボールに水と塩を加えたら、ムラなくかき混ぜ、塩をよく溶かします。季節によって粉の温度は変わるため、夏場は冷水、冬場はぬるま湯(30℃以下)を使いましょう。
-
2
水まわし
小麦粉をボールに入れます。ボールがすべりやすいので、底にぬれぶきんを敷きます。
小麦粉の上に1の食塩水を2/3ほどまわし入れ、手で手早くかき混ぜます。全体になじんできたら残りの食塩水を加え、さらに混ぜます(この作業を「水まわし」と言います)。
ここでダマができていると、あとでまとめづらくなるため、ダマにならないようすばやく丁寧に混ぜましょう。くっついた部分があれば、手でつまんでほぐします。
全体がしっとり、そぼろ状になり、黄色っぽくなってきたらOKです。生地に塩を加えるのは、小麦粉のグルテンの形成をより促進させるためです。グルテンはうどんに、独特のコシを与えてくれます。塩を入れすぎると生地が固くなりすぎて、うまく作れないことがあるので注意してください。
麺の塩分はゆでるときに9割以上、お湯の中に溶け出します。
こねる
-
1
生地をまとめる
ボールの中で、生地をひとかたまりにします。外側から内側に巻き込むようにして生地を押さえ、ひっくり返してまた押さえます。生地がまとまるまで、何度か繰り返します。
-
2
こねる
生地をボールから取り出して、のし台にのせます。
生地に体重をかけながら20~30回押して、生地が平たくなったら、三つ折りにします。折り目の反対側を上にして、さらに押し、平たくなったらまた三つ折りにします。
この作業を2、3回繰り返すと、生地がかなり固くなり、表面のひび割れが減ってなめらかになります。この分量なら特に必要ありませんが、女性やお子さんなど、力仕事が苦手な方には「足踏み」がおすすめです。ビニール袋の中に生地を入れたら、足の裏で生地を小刻みに踏み、平たくなったら三つ折りにして、また踏みます。
ねかす
-
1
ねかす
丸くまとめた生地を、乾燥しないようにビニール袋に入れて常温でねかせます(熟成)。
時間は季節によってちがいますが(温かいほうが熟成は早く進みます)、30分~1時間くらいが目安です。生地を指で押し、1/3ほど戻るようになればOKです。生地に水がなじんで、表面がよりなめらかになります。
指で押しても跡が残らない場合には、もう少しねかせます。生地をこねるとグルテンがつながり、どんどん固くなっていきますが、この固い生地の状態で、無理に力を加えてのばそうとすると、グルテンが切れてしまう恐れがあります。
ねかせている間にグルテンがゆるんでくるので、生地が柔らかくなり、次の作業がしやすくなります。
中もみ
-
1
中もみ
生地を袋から取り出したら、軽くこね直します。
生地の端のほうを内側にぐっと折り込み、少しまわしてまた折り込みます。生地を立てて、手前のほうに折り込み、丸くなるようにととのえます。 -
2
もう1度ねかす
形をととのえた生地は、再びビニール袋に入れてねかせます(10〜20分間)。1と同じように指で押して、ねかし具合いを確認します。
のばす
-
1
押してのばす
のし台と生地に打ち粉をします。麺棒で生地の真ん中を押して、奥と手前も同様に押していきます。生地を90度回転させ、また同じように麺棒で押します。これを3、4回繰り返し、30cmくらいの円形にのばします。
-
2
巻いてのばす
再び、生地に多めの打ち粉をして、麺棒に巻いてのばします。麺棒を手前から巻き付けたら、体重をかけながら転がしてのばします。ほどよくのばしたら、生地が巻き付いたままの状態で麺棒を縦向きにして、麺棒を転がしながらはずします(この作業により、生地が90度回転します)。手前から生地を巻き取って再びのばします。
何度か繰り返し、約3mmの厚さにします。端のほうが薄くなりやすいので気を付けながら、なるべく均一になるよう心がけましょう。
切る
-
1
たたむ
のばした生地にたっぷりと打ち粉をして、生地を包丁で切りやすい幅のびょうぶだたみにします。
-
2
切る
打ち粉をしたまな板の上にたたんだ生地をのせ、生地にも再び打ち粉をします。切る幅は、3mmくらいが目安です。ゆでたときに1.5倍ほどの太さになるので、細めに切っておきます。
-
3
打ち粉をはらう
1人前の分量の麺をつまみ上げたら、いきおいよく(麺が切れないように)打ち粉をはらい、麺をほぐします。
職人は刃がまっすぐで幅の広い「麺切り包丁」を使用しているので、押すだけでよく切れます。ご家庭にはない場合がほとんどですので、普通の万能包丁のようなものでも十分です。ただし、刃が丸くなっていると、端のほうが切れずにくっついてしまいますので、その点を留意しながら切りましょう。
ゆでる
-
1
ゆでる
大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸かします。麺をほぐしながら、ゆっくり投入し、再び沸騰したら、ふきこぼれない程度に火を弱め、そのまま10分くらいゆで上げます。
麺に透明感が出てきたらゆで上がりです。麺の太さにばらつきがあるときは、細めの麺のゆで上がりに合わせましょう。 -
2
洗う
ゆで上がった麺は手早くザルにあげ、流水で洗います。ザルにとるときは熱湯に注意してください。水洗いをすると麺が引き締まり、いっそう食感が良くなります。
温かいうどんにするときも水洗いをして、再び沸騰したお湯で温めます。麺を切ったら早めにゆで、早めに食べるのが美味しさのポイントです。