長期ビジョンNNI “Compass for the Future”
新しいステージに向けて~総合力の発揮とモデルチェンジ
日清製粉グループ 長期ビジョン
10年後、20年後の社会全体の構造変化を見据えて、
日清製粉グループは長期ビジョン「NNI “Compass for the Future”」を策定しました。
これを未来へのコンパス(羅針盤)として、企業価値の極大化を加速させていきます。
何を目指すのか?
3つのテーマを実現することで
“企業価値の極大化”を
目指します。
持続的な成長を遂げるためには、強みと優位性を活用するだけではなく、中長期的な視点に立ってリスクや機会をしっかりと認識し、それに対応していくことが必要です。そこで、当社グループは2018年に長期ビジョンを策定し、当社グループの目指す姿を掲げました。
目指す姿
なぜ目指すのか?
世界が大きな
変革期にある今、
新たな
成長ステージに
挑戦する
必要があるからです。
当社グループの強みは、創業の理念である「信」に基づき構築してきた強固な基盤です。しかし現在、世界中で人口動態の変化や環境・食資源問題の深刻化、食の多様化と健康・安全に対する意識の高まり、技術革新等、大きな変革期を迎えています。
そうしたなかで、当社グループはリスクと機会を的確に捉え、リスクを克服し、事業機会に変えていくことで持続的な成長を実現していきます。そして、その結果生み出された付加価値を通じて社会に貢献していく――これを私たちは「循環成長」と呼んでいます。
日清製粉グループの
「循環成長」の位置付け
どのように目指すのか?
事業内・事業間・外部という
“3つの連携”によって
「グループ総合力」を
最大化していきます。
長期ビジョンの“成長の鍵”と位置付けているのが「グループ総合力」です。当社グループには、食のインフラである小麦粉関連素材をはじめ、加工食品、中食・惣菜、ファインケミカル・バイオ、粉体・メッシュテクノロジー等、多岐にわたる技術や知見が蓄積されています。それらを連携させることで、総合力の最大化を図っていきます。
“3つの連携”と将来目指すドメイン
成長戦略として「既存事業の
モデルチェンジ」と
「事業ポートフォリオの強化」
を進めています。
目指す姿の実現に向けた今後の成長戦略として、2つのアプローチで「事業競争力の強化」を推進しています。
既存事業のモデルチェンジ
モデルチェンジというのは、これまでの延長線上の施策だけでなく、会社の構造や事業領域の軸足を大きく変えるような変革を念頭に置いています。すでに、高齢化や健康意識の向上に応える製品開発を目指した「日清製粉グループ健康プロジェクト」等、グループ全体でさまざまな取組みが始まっています。
環境変化を見据えたグループの変革
事業ポートフォリオの強化
企業価値の極大化を目標に各事業を3つに区分して、それぞれの施策を実行しています。
国内で圧倒的な競争力を有する小麦粉関連素材事業と家庭用食品事業は「コア事業」として位置付け、幅広い食品素材事業でシナジー効果を最大化し、グループの収益基盤としていきます。
また、中食・惣菜事業、国内外の酵母・バイオ事業、海外の製粉・加工食品事業を「成長ドライブ事業」として位置付け、拠点の拡充や生産能力の増強を図っていきます。
さらに健康食品、エンジニアリング、メッシュクロスを「発展が期待できる事業」と位置付け、日清製粉グループならではの高度な生産技術や品質管理、粉体技術、食品工場設計等の強みを活かした事業を進めていきます。
これらを活かしながら、「グループ総合力」を追求していきます。
プレゼンテーション資料
「日清製粉グループ 長期ビジョン NNI “Compass for the Future”」(2018年5月16日)(2.7MB)