Event男の料理会
男の料理会 #9 丼
腕自慢の料理男子が集まり、参加者に料理を振る舞う「男の料理会」。
与えられたテーマをもとに、創作料理をゲストに振舞います。
第9回目のテーマは「丼」。
The男飯の代表格。シンプルが故に、食材のチョイス、アレンジの仕方が無限に存在する丼という大きなキャンパスを、一体どんな色で染め上げるのか。個性がほとばしる今回の料理会、男の丼劇場の主役はみんなが大好きな肉料理と、異国で人気のあの料理でした。
それでは、究極の男飯。二人が振る舞った丼をご紹介します。
[menu 1] 低温調理ローストビーフ丼
変わったギアを見ると、ついつい買ってしまうという齊藤さんが、今回用意したのは低温調理器。低温調理器で1.5時間かけて作った「火が通っているのにレア」なお肉を2種類のソースでいただく。一見シンプルな、でも実は手が込んでいる至極の男飯。
つくった料理男子
齊藤正直さん
59度90分。何の数字かわかりますか?これは、低温調理の設定温度と時間です。
生っぽい食感を残したまま、火を通すには、この数字が大切なんです。じっくり加熱をしたお肉は、旨味が凝縮されていて、普通に焼いたお肉とは全く違う味わいになります。今回は表面に焼き色を入れた後に、しっかりと休ませてさらに旨味も閉じ込めているので、きっと美味しいと思います。
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料理前にしっかりお肉に下味を入れます。
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これが低温料理器。真空パックに入れて、1.5時間じっくり火を通します。
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待っている間に玉ねぎソース作り。キャンプが趣味とのことで、キャンプ用の保温カップで素早く調理します。
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だんだん色が変わって来ました。
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低温調理が終わったお肉がこちら。美味しそう。
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旨味が逃げないように、ジュッと表面に焼き色をつけます。
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完成。ヨーグルトソースは見た目も爽やかです。
[menu 2] 鶏排(チーパイ)丼
鶏排(チーパイ)。皆さんご存知でしょうか。排骨(パイコー)麺と聞くと知ってる人は増えると思うのですが、チーパイは、台湾料理で人気の台湾風フライドチキン。そんな台湾の人気料理をオリジナルスパイスでよりスパイシーに、お酒と一緒に食べたい、アレンジの効いた一品。
つくった料理男子
田中誠也さん
とにかくカレーが大好きで、アマチュアカレー選手権に出るくらい日々作り込んでいるのですが、そのスパイス使いを応用したのが、この料理です。スパイスを効かせて揚げた鶏肉に、エスニックな美味しいタレをかける。これは、否定できないうまさです。(笑)台湾に行ったことがない方も、行ったつもりで召し上がってください。
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1日スパイスで漬け込んだお肉は味が染み込んでいます。
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漬け込んだお肉にさつまいも粉をまぶし、高温でカラッと揚げます。
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薬味は、パクチー、唐辛子など、エスニックな食材がたっぷり。
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大きなお肉ががっつり盛られた鶏排丼。完成した丼を皆でいただきます。
思わず笑みがこぼれる、美味しさです。
見た目はインパクトある2つの丼ですが、実はどちらも繊細で女性も大満足な一品に仕上がってますので、ご自宅でも是非作ってみてください。