日清製粉グループ

公益性 Public Benefit

episode 1 創業50周年式典時の挨拶

「事業をやる以上は、どんな仕事でも一番先に考えなければならないことは、ただ自分だけの利益を考えて、他はどうでもよいという考えではいけない。
そういう考えでは、神様がお許しになりませぬ。やはりどうしても、社会性ということを一番先に考えなければならぬのであります。」

大正12年の関東大震災の際、横浜工場の小麦粉2万袋を罹災者救済のために横浜市及び工場周辺の居住者に寄贈した。また、震災後、食糧不足のため小麦粉の需要が増加し、小麦粉市場では仲間取引が盛んで小麦粉相場が高騰し、市場の値段は騰貴したが、日清製粉では据え置きを励行した。

創業50周年式典(1950年)

根津化学研究所開所式(1936年)(最後列右から2人目)
学校法人根津育英会 武蔵学園記念室提供

episode 2 研究・教育への支援

根津嘉一郎氏に協力して、財団法人根津育英会(現在の学校法人根津育英会 武蔵学園)の設立、旧制武蔵高等学校開校に尽力した。また財団法人農産化学研究会(現在の公益財団法人食生活研究会)を設立し、研究機関や研究者に援助金を交付し、支援活動を実行していく。