趣味、こだわり、男の料理

Products男のこだわりプロダクト

理想のエプロンを形にしよう!男のこだわりプロダクト vol.2

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「こんなものがあったらいいな」「この機能をつけてほしい!」といった料理男子のこだわりや理想を実際にプロダクトに落とし込んで、形にしていく「趣味、こだわり、男の料理」発のプロジェクト「男のこだわりプロダクト」。

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前回に引き続き、理想のエプロンを追い求め、無類の料理好き達が集まり、熱いエプロン談義を交わす。
前回、Vol.1 で意見が挙がった、理想のエプロンの機能はこれだ。

・首かけは長く着用できなくて疲れるので、肩がけ
・直接ポケットにアクセスできるスリット付き
・生地は丈夫でシンプル。漂白ができて長く使える生成りの生地
・タオルなどをかけるループをつける
・ちょっとしたモノをいれるポケットをつける

さて、第二回の今回はこのエプロンを実際に皆で画に起こしていこうと思う。

理想のエプロンを画に起こす

まずは、この機能を画に落とし込み、実際にどういった形になるか、皆でイメージの共有を図る。

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早速デザインスケッチへ落とし込みをしていこうとした際に、話題に上がったのが、表のデザイン。
何もないとサラッとしてしまうので、なにかこのエプロンの特徴となるようなデザインを入れよう!ということで、表にドーンとポケットをあしらうことに。
ただ格好いいというのではなく、しっかり機能性と裏打ちされた使用感が担保された上での、アイコニックなポケットを付けたいと盛り上がり、まず検討したのが、よくある縦型ポケット。

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いわゆるこういったシンプルなポケットだ。
シンプルでこれがいいのではないか!という意見が上がる中、実は切った食材やゴミが上から入りやすく、まな板で食材を切っているうちに、ポケットが玉ねぎのみじん切りだらけに。ということがままあるという指摘に、一同納得。蓋をつけるのも検討したが、余計に重くなると負担になるということで却下された。

一同悩んだ結果、縦型のポケットの代わりに、よくパーカーについている、手を斜めに入れるタイプのポケットはどうだろうという意見が出た。アイコニックでゴミも入らず、一番いいのでは?ということで、実際にそのパーカー型ポケットで仕様書を起こしてみることに。

前回出た他の機能も盛り込んで、前面のポケットも調整し、喧々諤々、完成した仕様書がこれだ。

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エプロンの基本的な形は、ヴィンテージエプロンでよく採用されている真ん中で生地を合わせるヴィンテージ型を採用。
議論になった前面のポケットは、パーカー型のポケットにし、ゴミが入らないように調整した。
もちろん、紐は肩がけ。料理男子が普段お尻にスマホを入れることが多いという意見を汲み取り、スマホ専用のポケットもお尻側に配置した。
その他、ズボンに直接アクセスできるスリット、右のポケットの脇にはタオルをかけることができるタオルループも搭載。

まさに男の夢のエプロンがそこに現れた。仕様書が仕上がった時に、思わず、これほしい!!という声が自然と上がったほどだ。

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すでにかなり満足度の高いものができそうな予感がしているが、ここで満足しないのが、さすが、こだわりの強い料理男子。
さらにアパレルとしてのディティールにもこだわり、ヴィンテージデニムでよく採用されているチェーンステッチを生地の上下の折り込みに採用。
着れば着るほど、アタリが出て、味が出る仕様に。

生地は悩んだ結果、生成りの帆布を採用。
漂白もできて、汚れにも火にも強い、ガシガシ洗って使い込める生地だ。

仕様とイメージが固まり、いよいよサンプルの制作にとりかかる。
一体、どんな出来になるのか。

完成形は次回、vol.3でご紹介したいと思う。

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