趣味、こだわり、男の料理

Cooking Men料理男子紹介

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料理クリエイター

奥平眞司Masashi Okudaira

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Age
20代
Job
ライフスタイルクリエイター
料理歴
7年
料理こだわりエピソード
お茶漬け作りに1時間半。小倉トースト作りに4時間。美味しさのための手間暇は苦になりません。

Interview

料理を始めたきっかけは、健康

奥平眞司さん

中学の頃、外出も億劫になるほど肌荒れに悩んでいて、病院に通ったり、治療法を調べたりする中でたどり着いたのが、「食事」でした。食べるものが健康を大きく左右することを知ってから、料理を始めたんです。

本格的に料理を始めたのは学生時代。愛知県の海と山に囲まれた大学で、いろんな意味で「何もない」生活をしていた頃です。都市部であれば、カラオケに行ったりボウリングをしたりしたかったのですが、そんなものはありません。(笑)代わりに海岸で拾った流木を使ってインテリアをDIYしたり、地元の食材で料理をしたり、「家でできる楽しいこと」を探し始めました。時間はたっぷりあるので、DIYする様子や料理する様子をせっかくなので、動画に収めてみようと思い、これまたせっかくなのでSNSに投稿していたら、いつのまにかライフワークになっていました。デザインの勉強をしていたので、もともと料理に限らず、動画や写真など「創る」ことが好きだったのも影響しているかもしれません。

美味しさを引き出すための苦労は厭わない

「食事が健康を下支えする」という考え方は中学生の頃から変わらないので、僕が作る料理は余計なものは使わず、素材の旨みをそのまま引き出して活かすことが多いです。例えば、お茶漬け。昆布から出汁をとり、土鍋でご飯を炊き、鮭をじっくり焼き、丁寧にお茶を淹れる。これだけこだわると、どうしても1時間半ぐらいは必要です。先日は、夜中に「翌朝は小倉トーストが食べたい」と思い立ち、そこから3時間かけて、あんこを作りました。寝坊したので食べたのは結局昼ごはんでしたが(笑)。

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僕は、「これが食べたい!」「あれが作りたい!」というインスピレーションが湧くと、それを達成せずにはいられないタチなんです。その性分ゆえ、目指している味にたどり着くための苦労は全く厭いません。何もすることがなかった時代に料理で充実した時間を過ごしていたせいか、そのプロセス自体がとても楽しいです。料理で時間をたっぷり使って、自分にとっても、体にとっても価値のある時間を過ごすってすごくいいことだと思っています。

余計なものは、いらない

また、使う道具にもかなりこだわりがあります。無駄なものは買いたくないので、本当に必要なもの、本当にいいものを厳選して買い求めます。最近、購入を検討しているのは、せいろ。キッチン道具専門のセレクトショップで、店主と仲良くなり、色々な情報交換をしている中で、欲しくなりました。それを使って、肉まんや小籠包などの点心作りにチャレンジすることが直近の楽しみです。もちろん、皮から全部手作りで。

本当に美味しいものは、シンプルさを追求した先にあるもの、と考えています。無駄なものは全て削ぎ落とし、本当に必要なものだけを残してギュッと凝縮させる。料理はデザインに似ているのかもしれません。気持ちいい「カタチ」を目指して、無駄を省き、まだ見ぬ何かを創っていく。そんな僕の料理は、デザインそのものなのかもしれません。

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