Cooking Men料理男子紹介
社員食堂 お母さん系 料理男子
折田 拓哉Takuya Orita
- Age
- 20代
- Job
- フードイベンター
- 得意料理
- 家庭料理(卵かけご飯)
- 料理こだわりエピソード
- 卵かけご飯のアレンジレシピをひたすら開発して現在15レシピ。100レシピを目指しています。
- 料理歴
- 小学校2年生から約20年
- 好きな調理道具
- 一瞬でみじん切りができる便利グッズ
Interview
納得の味にたどり着くまで、オリジナルを追求する
折田 拓哉さん
料理が不得意だった母の代わりに、おいしい食事を探求しはじめたのが、小学校2年生の頃です。誰かに教わるでもなく、本を見るでもなく、調味料の量を自分で調整しながら、実験感覚で楽しんでいたことを覚えています。
それに端を発しているのかはわかりませんが、愛してやまない卵かけご飯(TKG)のオリジナルレシピを探求していて、ブログ上に15点ほどまとめて掲載しています。中には失敗作もありますが、100レシピぐらいたまったら、出版できるのでは?という野望も抱いています。
まるでお母さんのような気持ちで料理する「社員食堂」
6年生にもなると満足の味にも到達し、自分で食べることよりも、誰かに食べてもらうことに喜びを感じるようになりました。当時は、料理ができるというだけでも「すごいじゃん!」と一目置かれて嬉しかったことを覚えています。学生時代も、友人を自宅に招いては、喜んでほしい一心でキッチンにこもっていたものです。
社会人になった今は、縁あって職場で毎日ランチづくりを担当しています。多忙を極め、外食続きだった会社の代表が体調を崩したことを機に、健康への意識が社内で高まりました。当然、食生活の大切さを再認識するきっかけにもなり、外食やコンビニ食に偏るのではなく、1日1回は心もほっとするような家庭料理を食べる。そんな習慣づくりが目的でした。
今では、毎日12時ごろになると、「今日のメニューは?」「XXが食べたいな~」などと僕宛のメッセージが飛び交うことが日常茶飯事になりました。みんなの希望を聞きつつも、毎日同じ食材が続かないように、バランスにも気を配ってメニューを決めています。
みんなに喜んでもらえることが嬉しくて、毎日のことなのに全く苦ならないんです。周囲からは「お母さんみたい」と言われますし、自分でもそう思います(笑)。
食べることは「場」をつくること
社員食堂が会社に定着したことで生まれた副次効果もあります。それは、個々に慌ただしく外で食事をとっていた時に比べて、カジュアルなコミュニケーションが増え、業務にも好影響を与え始めたということです。準備や片付けをしながら、雑談をする機会が増えたことで、業務以外の会話が自然発生し、お互いのことを深く知るきっかけになっていきました。仕事とは直接関係のない時間が潤滑油となり、信頼関係が深まり、結果として仕事もうまく進められるようになっていると、代表からも評価されています。丁寧に食事に向き合う時間は、栄養補給だけでなく、精神的な栄養補給という側面もあることを改めて実感しました。
また、会社で運営している朝活イベントでも、月に1回のペースで料理を振る舞っています。そこで出会った社外の仲間から依頼があれば、レシピを提供したりしながら交流を深めています。先日は、料理に挑戦したいという友人のために、自分の料理風景をライブ配信し、遠隔地にいながら一緒に料理をする企画をやりました。相手の希望に合わせて、柔軟に対応しながら、喜んでもらうことが、今の自分の生きがいにもなっています。
今後は、さらに活動の幅を広げていきたいと思っています。
「食×ランニング」「食×映画」など、軸となるテーマに沿って、食を中心にひとがつながっていける場づくりを生業にできればと、今その形を模索中です。