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Column男の探求コラム

料理男子のマスターピース、皆で盛り上がれるタコス!

料理男子のマスターピース、皆で盛り上がれるタコス!
何はともあれ、タコスの皮ってどうしてる?

料理男子ならば自宅に友人を招いてパーティー開催することも定期的にあることだろう。コース仕立てのパフォーマンスでピシッと振舞うのもいいが、時には皆でワイワイやりながら、なんてのも楽しい。そんな時にオススメなのは、テクス・メクス料理の盛り上がりとともに、今いちばん勢いに乗っているメキシコ料理だ。特にタコスは皮と具材さえ揃えてしまえば、後はゲストがそれぞれ好きな具材を組み合わせて楽しめるし、普段はキッチンにこもりっぱなしのホスト役も一緒に盛り上がれる。

タコスの皮は輸入食材店などに行けば冷凍でも販売しているが、料理男子たる者、やっぱり皮にもこだわって出来立てをサーブしたい。しかし作り方は? 粉の材料には何を使えば? 日常的に触れているものではないから、いまいち明確な答えが出てこない。そこで、ここでは、タコスの基本的なことや、手に入りやすい材料を使って本場の味わいに近づける方法を「タコス協会」の理事であり、自身もタコスの店を3月にオープン予定の吉川孝一郎さんに教わった。

吉川孝一郎さん
本当に美味しいタコスを広めたい!

沖縄のタコス専門店やファーストフード専門店などでよく見かけることもあり、日本で馴染み深いのはタコシェルと呼ばれるパリパリとした皮なのではないだろうか? しかし、実はコレ、メキシコにはほとんど無いものだという。
「メキシコで食べられているのは、トルティーヤという薄く焼いたやわらかい生地のものなんです。油で揚げた硬いタイプのものは、実はアメリカのもの。とうもろこしを原料として作るタコスの皮は、すぐに乾燥して硬くなってしまうんです。それをどうにかするために考え出されたのがタコシェル。メキシコではノンフライのさっぱりとした皮なので、具材はアメリカのものより濃厚なものを使うことが多いんです。」

現地ではとうもろこしを煮たものを使ったり、粉末になったものを使って皮を作るが、どうしても手間がかかったり、粉が手に入らなかったりするので、今回は小麦粉(強力粉)を使ったレシピを吉川さんに教えていただこう。

発酵いらずの小麦粉トルティーヤ
発酵いらずの小麦粉トルティーヤ
材料(6~7枚分)
  • 小麦粉

    200g

  • カップ用コーンスープの素 ※粒のないもの

    1袋

  • 150ml

  • サラダ油

    適量

  • 打ち粉

    適量

  • トルティーヤ

    1. 小麦粉とコーンスープの素をボウルに入れて混ぜ合わせる。

  • トルティーヤ

    2. 湯を沸かし1に注いだら、箸やへらなどで混ぜる。

  • トルティーヤ

    3. まとまるまで手でこねる。

  • トルティーヤ

    4. 打ち台など平らなところで打ち粉(分量外)をしながら耳たぶくらいのやわらかさになるまでこねる。

  • トルティーヤ

    5. 手で30g程度ずつちぎり分けてまるめる。

  • トルティーヤ

    6. 打ち粉をして手で少し広げたら麺棒で伸ばす。

  • トルティーヤ

    7. フライパンを中火で熱しサラダ油を引いたらペーパーでふき取り、トルティーヤを焼いていく。焼き色が付いて、少し膨らむくらいがベスト。

  • トルティーヤ

    8. 仕上がったものはすぐ、ふきんにくるんで蒸らしておく。(くっついてしまうようなら事前に軽く打ち粉を表面に振っておくと良い。)

手作りトルティーヤでLet'sタコスパーティ!
発酵いらずの小麦粉トルティーヤ

特に発酵など必要なく、短時間で出来てしまうのがこのトルティーヤのいいところ。とうもろこしの粉と違ってモチモチになるので、日本人好みの仕上がりとも言える。吉川さんのオススメ具材は、牛ひき肉、玉ねぎ・ニンニクみじん切り、カイエンペッパー、クミン、を塩コショウと炒めて作るタコミートと、トマト、玉ねぎ、ピーマン、青唐辛子をみじん切りにして塩と混ぜ合わせたサルサの組み合わせ。ほか、チョリソーや野菜など、割とどんなものでも相性抜群なので、好みでいろいろと楽しみたい。

教えてくれたのはこの人!

タコス協会 理事
吉川孝一郎さん

小学生の頃に初めて出合ったタコスに衝撃を受け、齢10歳にしてタコスにドハマリ。父の営む中国料理店などで料理の基礎を学ぶが、旨いタコスをもっと知ってほしいという思いが止まらず、タコス協会に参画。また、タコスフェスなどのイベントも計画中。

(写真=加藤史人 文=流山源五朗)

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